お疲れ様です。
秋試験も終わって、合格発表まで悶々としているという人も多いかと思います。かく言うワタクシは、今年は受験していませんが、試験問題を解いてみたり、出題傾向などを調べているうちに、なんとなく、ネットワークスペシャリストの午後試験で、ここ重要だなぁと思うポイントが見えてきた気がするので、簡単にまとめてみました。
前回の記事で出題傾向も簡単に調べてみました。もしよかったら見てみてください。
ネットワークスペシャリストの出題傾向(過去5年)と今年の出題予想

ポイント1 ファイアウォール

過去門を調べてみると、午後1では、平成27,26,25,23,22年とほぼ毎年出題に絡んでいます。IPAもそれだけ重要視しているということでしょう。

下記のようなルールの穴埋めか、Active/Standbyによる冗長化の手法(例:障害時のフェールオーバーの手順など)について問われることが多いです。
キーワード:ステートフルインスペクション、ステートフルフェールオーバー、セッション情報、ハートビート、フェールオーバーリンク

fw.jpg
(25年午後1問1より抜粋)


 また、技術的な内容だけではなく、フェールオーバー後の切り戻しの手順などの運用寄りな出題も多いので過去問を解いてパターンをつかんでおくとよいと思います。
fwh26pm1.jpg
(平成26年午後1問2より抜粋)

過去問でファイアウォールの部分だけを重点的に学習するのも効果ありそうです。特に冗長化の手法など、何種類かおさえておくとよいと思います。


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ポイント2 TCPの知識問題

TCPの知識問題も定期的に出題されます。パターンとしては主にTCPの動作に関する出題です。


tcp1.jpg
(平成27年午後1問2)

問題:⑤の動作は、この動作を行わない場合と比べて、TCPコネクションの両端のノードにどのような利点を与えるか。30字以内で述べよ。
解答(予想):再接続までの時間を短縮できる(再送を待たずにRSTですぐにコネクションを切断)
tcp2.jpg
(平成22年午後1問2)

問題:④の原因は何か。TCPの動作に着目して35字以内で述べよ。
解答:パケットの破棄による再送とウィンドウサイズの縮小が起こるから


平成22年には、穴埋めでも出題されています。
tcp22toi1.jpg
(平成22年午後1問1)


ネットワークスペシャリストで出題されるTCPの知識自体はそこまで範囲は広くないので(もちろん掘り下げていけば奥が深いのでしょうが)マスタリングTCP/IPと3分間NetWorkingのレイヤ4でしっかり頭に叩き込んでおきましょう。

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TCPは通信の根幹となる技術なので、そう簡単に枯れるとも思えず、今後も定期的に出題される可能性は高いと思います。
キーワード:フロー制御、バッファ、ウィンドウサイズ、重複ACK、輻輳制御、スロースタートアルゴリズム、パケットロス、ウィンドウサイズの縮小、再送、高速再送制御、RTT
TCPも、過去問でいくつかパターンをこなしておけば、対応できるようになるでしょう。


ポイント3 OSI7階層(レイヤの概念)

ネットワークのキホン中のキホン、OSI7階層です。IPAの採点講評でも、以下のように、レイヤを意識して出題されていることが見て取れます。

OSI基本参照モデルの第1層から第4層までの各層と,隣接する層間の関係について問うことも意図した。全体として,正答率は低かった。
(5)aは正答率が低かった。(4)にも関係するが,通信の第2層と第3層の違いを把握しておいてほしい。
(平成26年午後1問2)


特に、これからネットワークスペシャリストの学習を開始する方は、まず最初にOSI参照モデル(OSI reference model ネットワークエンジニアとしてより引用)を理解する必要があります。なんだか概念的で、あまり面白くない勉強なのですが、めちゃくちゃ大事です。


平成27年もOSI7階層から出題されています。
osi.jpg
(2)振り分け先については、TCPコネクション確立のためのSYNパケットがPCから届いた時点で、決定される。
(平成27年午後1問1)
問題:Ⅲの理由を30字以内で述べよ
解答:TCPコネクション確立時ではレイヤ7の情報を取得できないから

これなんかはすごくわかり易くて、パケット受信時に下層からカプセル化が解かれていくことを理解していないと、???となりますが、キチンとレイヤを理解していると、トランスポート層(TCPのSYNパケットが届いた時点で)で振り分け先決まっちゃうからそれ以上の階層(アプリケーション層)じゃダメじゃんね。という解答がすぐに出てくると思います。これもいろいろなパターンで出題が予想されるので、しっかりおさえておいたほうがよいでしょう。


おまけ

IPAからのボーナス問題なのかはわかりませんが、なぜか定期的に出る用語があるので覚えておくといいかも。

まずは「ミラーポート」
たいてい、「L2SWのひとつのポートを[ a ]に設定して」のようなパターンです。何故かこれ定期的に出ます笑。

あとは「GARP」
VRRPのフェイルオーバー時、Standbyルータが仮想MAC、仮想IPを引き継いで下位L2SWに対してMACアドレステーブルを更新させるために送出するパケット。なぜかこれもよく出ます笑(平成27年も出ました)


 以上3つのポイントについては、すぐに枯れるような技術ではないので、過去問から同じような問題を解くことにより、今後出題された際の対策に使えると思います。
 とにかくたくさん過去問をこなすのがまぁいいっちゃいいのですが、5年以上前の問題だと、技術が古すぎてそんなの出ないなんてことになりかねないので、そこは注意が必要です。ただ、今年(平成27年)の午後2問2のNAT環境におけるIPSecのESPモードで通信できない理由を問う問題なんかは、平成20年(7年前!)午後2問1の設問1とほぼ同じ問題なんですよね、そういう意味でいえば、枯れていない技術は5年以上前の過去問でも参考になるということが言えそうです。


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参考リンク:独学でネットワークスペシャリストに合格するための勉強法と参考書


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